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【評議員会】第3回 熊本県地域医療支援機構評議員会議

第3回 熊本県地域医療支援機構評議員会議概要

 

【開催日時】平成27年5月26日(金)16時~17時

【場  所】熊本大学医学部附属病院山崎記念館

【出 席 者】熊本県地域医療支援機構理事(5名)、同機構評議員(11名)

【水田理事長挨拶】

    熊本県、医師会、医療機関の皆様と連携して熊本の地域医療の充実のため努めていくので、ご協力をよろしくお願いする。

【協議事項】

1 熊本県医師修学資金貸与医師のキャリア形成支援について 

  (県医療政策課嶋川参事から資料1に基づき説明。)

 ■資料1-1 ■資料1-2

  

 (主な質問・意見等)

質問① 本人の希望はどのように取り入れるのか。また、自治医科大卒業医師と重なることになるのでは?
   ⇒ キャリア支援調整委員会で本人の希望を聴取し、配置先を調整する。
自治医科大卒業医師は県が雇用している関係上、最終的な派遣先は県が決定するが、その過程において、修学資金貸与医師の配置との間に重複や人数のバラツキが生じないよう調整を図っていきたい。

質問② 県外で後期研修を受ける場合も、6年間指定病院等で勤務すればいいのか?
   ⇒ 新たな専門医制度は、概ね3年間の研修が想定されている。県内に勤務すれば1年間については義務年限内の勤務と認められるが、県外に勤務の場合は義務年限に算入しない。しかし、一定の期間(最長15年)までの間に、指定病院等に勤務してもらうことにしている。

質問③ 専門医を取得するためには、大学病院に勤務することが必要な診療科があると思うが、指定病院等の中に大学は入れなくていいのか?
   ⇒ 指定病院等は熊本市以外の病院としているので、大学病院は指定病院に入ってない。資料1-1の7ページのローテーションにあるように専門医取得には、指定病院等に勤務する前の後期研修の際に、資格が取得できる大学病院等に勤務することになる。そのうち1年間は義務年限期間内の勤務とみなされる。3年間のうち残り2年間が、指定病院勤務では専門医研修として認められない場合は、義務年限に算入しないが2年間研修期間を延ばしてもいいようになっている。

質問④ 初期研修医の多くは専門医を取得するため、その後大学に3年間ぐらい戻るケースが多い。そういう専門医の方に熊本にずっと残って欲しい。また、大学に戻らないケースも有りなのか?
   ⇒ 本人が目指すところが何処なのか、その意志を尊重して決めていきたいと考えている。専門医制度の大枠は、7月には決まるだろう。その場合、大学を通らないと専門医の資格が取れない診療科があるので、今後調査をして具体的な案を作っていく必要がある。

質問⑤ ローテーションはこれでいいと思うが、各診療科に入った後の動かし方などは融通性が効くようにあまり条例などで縛らない方が良いと思うが?
   ⇒ 条例や規則で縛るより内規で定め、しっかり守れるような工夫をしていきたいと考えている。

質問⑥ 自治医科大卒業医師は全くキャリア形成が出来ない。その点も考えて欲しい。
   ⇒ 県でも聞いている。自治医科大卒業医師も専門医の資格がとてるよう検討していく。

 

(水田理事長)

本日頂いた皆様方のご意見を参考に、大学でも今後十分審議し、関係団体とも調整を図っていく。最終的には県の方で制度化を図られることになるが、皆様方のご協力をよろしくお願いする。

  

【報告事項】

 (1) 地域医療実践教育玉名拠点の開設について ■資料2

  質問 玉名拠点がはじまったが、今後はどのような順で作っていくのか?
    ⇒ 指導医を確保していくことが大事。奨学金貸与医師はまだ時間がかかるので、県外で活躍している熊本出身の医師を呼び戻すなどし、今回のノウハウを活かしながら、拡げていきたい。

  意見 今後、手挙げ方式で進められると思うが、お金を多く出せるところ出せないところなど、病院の事情に任せるのではなく、玉名を標準として病院間でギクシャクしないよう進めて欲しい。

   (2) 熊本県地域医療支援機構講演会について ■資料3

 (3) 地域医療の現況調査中間報告について ■資料4

 (4) その他

     熊本県医師キャリアサポートブックについて報告

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