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【評議員会】第4回 熊本県地域医療支援機構評議員会議

第4回 熊本県地域医療支援機構評議員会議概要

 

【開催日時】平成27年11月24日 15時~16時

【場  所】熊本大学医学部附属病院新管理棟第1会議室

【出 席 者】熊本県地域医療支援機構理事(5名)、同機構評議員(12名)

【協議事項】

1 熊本県医師修学資金貸与医師のキャリア形成支援について

  (県医療政策課から資料1に基づき説明。)

◆参考資料

◆資料1-1  ◆資料1-2  ◆資料1-3

 (水田理事長)

     先ほどの理事会では、専門医の資格取得については、非常によく取り入れられているが、その更新については現在の状況でできるかといったことをもう一回事務局の方で検討頂くことになっている。

 (主な質問)

 質問① よく理解していないこともあるが、具体的に学生がある専門医を目指す場合に、第1グループには指導者がいて最初2年間研修を受け、第2第3グループの指導者がいないところ、特にマイナーの科はいないことが多いところを回る事になる。その場合、義務年限を過ぎても専門医の受験資格を得られないことになるのではないか。自分の病院の方から見れば、指導者が第2、第3グループの病院に強制的に異動させられはしないか心配している。具体的に若い医者が希望した場合にうまくいくか、なんとなく大丈夫かといった気がする。例えば、泌尿器科を専門にしたい医師がきて2年間研修を受けられた後、第2,第3グループに行って指導医がいなかったら泌尿器科をあきらめて別の診療科を選ばなければならなくなるのではないかと思った。

  ⇒ 参考資料の10ページのパターン2で、3年間後期研修の後、第1,第2,第3グループで勤務するにあたっては、自由に順番を選べるようにしてある。パターン1は後期研修1年に研修環境が整っている第1グループ2年間合計3年間で専門医取得のための期間と考えていた。今度、後期研修期間を3年間認めることで、その期間で専門に取得が可能とした。その後本人の希望にもよるが、第1グループを後の方に持っていくこともできるよう考えている。
 また、診療科が病院にない場合について、通常後期研修でどの分野に進むか決めるが、例えば熊大病院の診療科に所属した場合、その診療科で専門医を取得するには何処に勤務すればいいか個別、具体的に検討することになる。診療科がない場合、本人が義務を果たしていけるよう、診療科次第で病院を追加することも検討していきたい。

 質問② 36の指定病院のうち専門性がある病院そうでない病院があるが、研修医は実力を高めるために病院を選ぶので、地域性がある中で受入れ環境が十分な病院はいいが、指導医が不足している病院とかは受け入れ環境を何らかの形で整えていく必要があると思う。ところで、研修医の給料はどうなるのか、熊本市に近い病院に勤務される人、天草とか遠くの病院に勤務される人の給料はどうなるのか。

  ⇒ 受入れのため指導医が必要な病院があることは事実である。ただ専門医制度について詳細はまだ決まっていないので、状況を見ていきたい。実際の医師の調整の段階でまで後期研修の3年間はあり、専門医制度に対応し指導医も含めた各病院の取り組みも見ながら、指定病院の見直し等も考えていきたい。
給与については、貸与医師個人と雇用病院との雇用契約で決まり、基本的に病院で支払ってもらう。
専門医制度の給与負担についてはまだ決まってないが、修学資金貸与医師については各病院との雇用契約ということで、病院のほうで負担頂く。

 質問③ 自分なりに整理すると、メジャーな科はいいが、マイナーな科は専門医制度の資格取得が困難になるということについて、後期研修3年第1グループで2年の計5年位あるから、そこで頑張れるのではないかということ。そのために第1グループと第2グループを分け、第1グループはかなりいい病院をとってある。勤務は貸与学生と違い、普通の医師と同じなのでここでは関係ないということですね。

  ⇒ その通りです。

(水田理事長)

専門医を最初に取得することは可能、問題は更新ができるかどうかということ。8ページのグループ分けで、ローテーションを厳格に守った場合、本当に更新できるかどうかは各診療科で違うということ。先ほどの理事会で、大学病院のワーキンググループで診療科ごとに少しフレキシブルに県でも検討していただくことになっている。今後先生方の意見も踏まえ、県の方で制度化に向けて引き続き検討していただくことでいいですか。

 (特に異議なし)

 

【報告事項】

 (1) 地域医療実践教育玉名拠点の現況報告

  (2) 地域における医療の現況調査結果概要( 資 料2 )

 (3) 平成27年度夏季地域医療特別実習の実施報告( 資 料3 )

 (4) 機構講演会及び医療人キャリアサポートクローバーセミナーの開催( 資 料4 )

 (5) その他

地域医療支援機構の理事に、県医師会からも就任してもらうことについて、県医療政策課から報告。 

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