講座概要

スタッフ紹介

地域医療支援センター特任助教
(前 寄附講座 特任助教)
髙栁 宏史

髙栁 宏史
出身大学
北里大学
資格

日本プライマリ・ケア連合学会認定医,日本プライマリ・ケア連合学会認定指導医,日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療専門医,日本医師会認定産業医

コメント

 福島県で家庭医療の専門研修ならびに指導医として研鑽を積んだのち、2016年4月から熊本に戻ってまいりました。専門は、家庭医療学を基盤として、「プライマリ・ケア国際分類(Internationala Classification of Primary Care)を用いたプライマリ・ケア領域における研究」、ならびに「災害とプライマリ・ケア」になります。
 家庭医療は、臓器や病気、年齢、性別にとらわれることなく、その患者さん自身の主治医となって医療提供を行っていきます。または時には患者さんの代弁者として細分化した専門診療科、医療機関への橋渡しを担うことも行います。そして、それらを行っていくために必要な知識・技能とは何かを深め、それらをすることで患者さんに、社会にどのような有益性があるかを探求するのが家庭医療学になります。
 家庭医療学を専門とする医師の海外における名称はGeneral practitionerまたはFamily physicianと言われ、総称としてFamily Doctor(家庭医)と定められています。日本においては新しい専門医制度においては総合診療医がそれにあたります。しかしながら、日本の総合診療医は、家庭医のみをモデルとしているわけではないのが現状です。
 熊本においてもまだまだなじみのない家庭医療ですが、これから少しずつ広げていけたらと思います。興味関心のある方はお気軽にお問い合わせください。よろしくお願い致します。

2020.10.14