2026年8月「令和8年度夏季地域医療特別実習」を実施しました。

 2026年8月18日(火)、阿蘇市および南阿蘇村にて「夏季地域医療特別実習」を実施いたしました。当日は、貸与学生30名および自治医科大学生10名の計40名が参加しました。

 今年度は平成28年熊本地震の発災から10年という節目を迎えたことから、「熊本地震から10年~復興の現在地を学ぶ~」をテーマに、当初は例年通り1泊2日の日程での実施を予定しておりましたが、7月28日に発生した「令和8年熊本地震」の影響を受け、参加者の安全面及び協力施設の受入体制等を考慮し、日程を1日に短縮しての実施となりました。
 ご協力いただいた各施設からは、地震発災当時の対応やその後の復興への歩み等について貴重なお話をいただきました。

 ご多忙中にもかかわらずご協力いただきました協力施設の皆様に、心より深く感謝申し上げます。

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【実施概要】

  • 実施日程:2026年8月18日(火)
  • 実施地域:阿蘇市、南阿蘇村
  • 参加学生:熊本県医師修学資金貸与学生 30名
           自治医科大学医学部生(熊本県出身者)10名

【視察内容】

視察① 熊本地震震災ミュージアム KIOKU

 ガイドの案内のもと、展示施設および震災遺構の見学を行いました。展示施設では当時の写真や被災した遺物、ジオラマを用いた断層・震度分布等について説明していただきました。
 また、震災遺構では、建物直下を断層が通過した旧東海大学阿蘇校舎1号館や、地表に現れた地震断層を実際に見学し、自然の驚異を改めて体感しました。

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視察② 阿蘇医療センター

 甲斐院長から、「阿蘇医療センター 12年の取り組み」と題し、阿蘇の医療圏の現状、熊本地震および新型コロナ感染症への対応、同センターでの取組や医療DX推進等についてお話しいただきました。
 その後は院内見学を行い、免震構造やサーバーシステム室の見学、感染病床の陰圧管理、ナースボードとインカムを活用したスタッフ間の連携について説明していただきました。

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視察③ 熊本県阿蘇保健所

 劔所長から、「地域保健の実践の場としての保健所機能~保健所って何しているの?~」をテーマに、日本の公衆衛生活動の最前線である保健所の役割や地域での活動についてお話しいただきました。特に、災害時の保健医療福祉活動、災害時アクションカードを用いた初動対応の実践、DHEAT(災害時健康危機管理支援チーム)の活動など、災害現場で支援にあたってこられた貴重なお話しをお聞きしました。

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視察④ 阿蘇立野病院

 上村理事長から、平成28年熊本地震による被災から復興の歩みについてお話しいただきました。震災の影響によるライフラインの途絶や院内設備が制限されるなかで、地域で被災した患者の受け入れ、行政等と連携した入院患者70名の移送、当時の教訓を踏まえた災害対策の見直し、さらには経営体制や風評被害への対応など、当時のリアルな状況とご経験をお話しいただきました。

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