熊本県玉名郡長洲町出身で祖父、父は同地の開業医でした。1991年熊本大学医学部卒業後、熊本大学第２内科（現血液内科）に入局しました。その後、熊本赤十字病院、公立玉名中央病院に勤務を経て熊本大学大学院でレトロウイルスの研究を行い、米国国立衛生研究所に2001年より５年間、留学する機会も与えていただきました。帰国後、2007年から公立玉名中央病院に再度勤務をしていたところ、2015年、同病院に玉名教育拠点が設置された際、縁あって熊本大学病院　地域医療・総合診療実践学寄附講座の活動に参画することとなりました。
　専門医と総合医、開業医と勤務医、研究者と臨床医との間を彷徨った計画性や一貫性の感じられないキャリアですが、このどっちつかずの経験を地域医療、医学教育に活かしていくことが、これまでお世話になった皆様や地域への恩返しだと思っております。